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チベットのヒマラヤ:22

 上図:チベットの光:1 テンリ―西郊の湖沼帯にたたずむ城砦跡と水鳥、遠景の雪山はヒマラヤのラプチカン山群。

 下図:チベットの光:2 中尼公路(国道318)のラルンラ峠から望むラプチカン山群、上図の反対側からの絵柄だ。

 

 此のページではチベットの光が織りなす景観をテーマにして見た。標高が4500m~5000mの此の地は、人類の生活圏としては地球上、最標高の地と思う。生活圏の意味は、人が暮らし、文化を持ち、歴史を持つ、事を指す。その生活圏が天近くにあるのが此の地だ。此の地は、台地は灼熱の太陽に炙られ、表土は極薄く、樹木は無く、影は雲だけの世界だ。此の地は、総てに虚飾が無い。光は屈折が無く、色彩はリアル。虚飾の文明界とは対照的だ。絵柄は之を表現した。

 

 上&下図:チベットの光:3&4 サガの西方。雪山はニェンチェンタンラ山脈の一画、高層湿原と山岳地帯の境界域の景観。

 

 

 上図;チベットの光:5 テンリ―よりチョーユーを遠望、チョーユーまでは何10Kmも高層湿原が広がる。

 下図:チベットの光:6 チョーユーBCより、左:チョーユー。中央:チョーアウイ。右:チョーラプサン。上図の奥が此処だ。

 

 

 

 上図&下図:チベットの光:7&8 ザラ峠、異界を思わせる風景、形態も色彩も曼荼羅絵其の物だ。 

 

 

 上図&下図:チベットの光:9&10 シシャパンマ自然公園の高層湿原帯と土漠地帯。上は積乱雲、下は雪雲と積乱雲

 

 

 上図&下図:チベットの光:11&12 中尼公路(国道318号)のツォ・ラ(峠)と周辺の集落。岩肌と浸食激しい台地が視界の限り続く。上図では光ファイバーの電柱が見える、軍用の通信網は何処にでも張り巡らされている。

 

 

 

 上図:チベットの光:13 サンサン~ラカ間のツェラ峠下に広がる放牧地。羊達は雪で採餌に苦労の様だ。

 下図:チベットの光:14 サガの西方に広がる放牧地。上下図共に新蔵公路(国道219号)沿いの長閑な景観。

 

 

  上図&下図:チベットの光:15&16 サガの西方。太陽光に風景の総てが光る、希薄な大気がチベットの風景を造る。

 上図&下図:チベットの光:19&20 テンリー西郊の荒涼たる土漠地帯の景観、灼熱の太陽が地を焼く。

 

 

 上図&下図:チベットの光:21&22 新蔵公路(国道219号)沿いの風景。

 

 

 上図:チベットの光:23  ジュガール・ヒマールのポーラ・ガンチェン、シシャパンマBCからの眺め。

 下図:チベットの光:24  中尼公路(国道318)沿いのニャラム、此の山塊の西は上図ジュガール・ヒマールに接続する。

 

 

上図;チベットの光:25 テンリー西郊の土漠地帯。灼熱の太陽が台地を焼く、山肌は鬼の形相で地を睨む。

下図:チベットの光:26 シシャパンマ自然公園にあるペクツォ湖の一画、積乱雲が紺碧の空を埋め山稜に圧し掛かる。

 


工業製品に埋もれた消費社会とは距離を置いた、内陸アジアの自然と人間を紹介いたします。此処には、私たちの美意識の源泉・文化の源泉が数多く現存し、自分が知らない事に驚きます。此処には有史以前から今も変わらない人跡未踏の雪山や氷河、0m地帯の広大な砂漠や標高5000mの草原、アジアの大河の源、幾百千年来の隠れ里等など、枚挙に暇の無い非日常が今も生きています。大地と太陽・水と植物・自然の恵みを友に、人口エネルギー消費ゼロで暮らす人々も沢山います。この地域の総面積は日本の国土の20数倍・北米の面積にも相当し、此の地の地下資源を世界は注視してます。近い将来の「地下資源&エネルギー」枯渇時に、工業生産國は衰退・崩壊する「現代文明の病理」を背負ってますが、内陸アジアは背負ってません。この問題は最終章「黙示録」で考察してます。内陸アジアには持続可能な社会の雛型が有史前から連綿と続いています。
 

 
 
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