白岩吉明オフィシャルサイト、山岳写真ネットギャラリー、「内陸アジアの貌・フンザ物語・横断山脈・ウイグルの瞳」「エヴェレスト街道」「チベットのヒマラヤ」「ランタン谷」「黙示録」「

 

 
 
 
 
 

チベットのヒマラヤ:14

 

  上図はチョーラプサン(6587m)、チョーユーBC(4950m)からの眺め。チョーラプサンはBCの眼前に堂々の姿を見せ圧巻の容姿だ。下図2点はチョーユー(8201m)。図はチョーユーBCからの眺め、BCからは頂稜部だけしか見えず残念だ、おだやかな姿は上のチョーラプサンとは対照的だ。下のモノクロ画像はテンリー(定日)からのチョーユー遠望、距離は50Km。テンリ―からチョーユーの間には広大な高層湿原が広がる。白銀の雲が眩しい。

 

 

 

 

 

 下図:チョーアウイ(7354m)。チョーユーのとなりに座り、雲に隠れる事が多い。シシャパンマBCからの眺め。

 

 上図:パン・ラ(峠):5250mからの眺望。左隅はギャチュンカン(7952m)、右隅がチョーユー(8201m)、この間は幾つかの頂きを持つ9Km程の稜線と成って居るが、其処には、チョーユー寄りからゴジュンバ・カンⅠ(7743m)、Ⅱ(7646m)がある。この稜線はネパールとチベットの国境だ、人間だけが不自由の壁だ。雲や鳥やがうらやましい。

 下図:チョーユー(8201m)、チョーユーBC(4950m)からの眺め。

 

 

 下図:チョーユーBCの前を行くヤクのキャラバン隊、彼等はナンパ・ラ峠を目指すのか、のどかに鈴の音を奏でゆるりゆるりと進む。前方はチョーユー峰、この右にナンパ・ラ(峠:5717m)がある、その先はネパールだが、現地の人は往来が可能との事を聞いた事が有る、勿論、峠には国境守備の軍事基地が有る。そればかりか、このチョーユーBCの奥に軍の大本営が規模大きく在り、近ずくと緊張が走った。更に下図右手稜線上には監視所が有り、十重二十重に軍事基地が潜んでいる。下図は左はチョーユー(8201m)、中央はチョーアウイ(7354m)、右はチョーラプサン(6587m)。

 

 

 

 

下図はチョーラプサン(6587m)、チョーユーBC(4950m)からの眺め。

上図はパン・ラ(峠:5250m)からの展望、右隅がチョーユー(8201m)。

 

工業製品に埋もれた消費社会とは距離を置いた、内陸アジアの自然と人間を紹介いたします。此処には、私たちの美意識の源泉・文化の源泉が数多く現存し、自分が知らない事に驚きます。此処には有史以前から今も変わらない人跡未踏の雪山や氷河、0m地帯の広大な砂漠や標高5000mの草原、アジアの大河の源、幾百千年来の隠れ里等など、枚挙に暇の無い非日常が今も生きています。大地と太陽・水と植物・自然の恵みを友に、人口エネルギー消費ゼロで暮らす人々も沢山います。この地域の総面積は日本の国土の20数倍・北米の面積にも相当し、此の地の地下資源を世界は注視してます。近い将来の「地下資源&エネルギー」枯渇時に、工業生産國は衰退・崩壊する「現代文明の病理」を背負ってますが、内陸アジアは背負ってません。この問題は最終章「黙示録」で考察してます。内陸アジアには持続可能な社会の雛型が有史前から連綿と続いています。
 

 
 
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