白岩吉明オフィシャルサイト、山岳写真ネットギャラリー、「内陸アジアの貌・フンザ物語・横断山脈・ウイグルの瞳」「エヴェレスト街道」「チベットのヒマラヤ」「ランタン谷」「黙示録」「

 

 
 
 
 
 

 

白岩吉明オフィシャルサイト

横断山脈:2

ガンゼチベット族:2

上図:内陸アジアの貌の舞台

 下図:横断山脈全図

東チベットは全域が山岳地帯で、数多くの大山脈がはしっている。その代表格は横断で、山脈が南北に複数走る様子を、衛星画像で見ることが出来る。おそらく、20~30本山脈から思われるが、正確には分からない。横断山脈はを東チベットの山岳地帯の半分を占める山脈群の渾名だ、さらに横断山脈は南アジアを潤す大河の揺籃の地でもある。高峰の雪は氷河をつくり、無数の谷が山脈間に潤沢な水を送り込み、深い峡谷を穿ち、揚子江・メコン川・サルウイン川・イラワジ川を育て上げている。横断山脈にはニンチェンタングラ山脈、カンリガルポ山群と、横断山脈以外のグループになるヒマラヤ山脈東端域がある。この3っの大山脈は、ヤルンツァンポ川の屈曲点で120°ずつ角度を変え、山脈端を突き合わせる不思議な形で集合している。大屈曲点近くの(カーチン)氷河は衛星画像の解析でチベット高原最大の氷河だと認定された。さらに中国の6大氷河の内の3つの氷河が、ここに集中している。この地はチベット最大の氷河地帯だ。

 

 


 

工業製品に埋もれた消費社会とは距離を置いた、内陸アジアの自然と人間を紹介いたします。此処には、私たちの美意識の源泉・文化の源泉が数多く現存し、自分が知らない事に驚きます。此処には有史以前から今も変わらない人跡未踏の雪山や氷河、0m地帯の広大な砂漠や標高5000mの草原、アジアの大河の源、幾百千年来の隠れ里等など、枚挙に暇の無い非日常が今も生きています。大地と太陽・水と植物・自然の恵みを友に、人口エネルギー消費ゼロで暮らす人々も沢山います。この地域の総面積は日本の国土の20数倍・北米の面積にも相当し、此の地の地下資源を世界は注視してます。近い将来の「地下資源&エネルギー」枯渇時に、工業生産國は衰退・崩壊する「現代文明の病理」を背負ってますが、内陸アジアは背負っていません。でした。今は状況が変化してます。この問題を4章「黙示録」で考察してます。21世紀以降の急速なグローバル化(市場経済化&軍事化)は環境破壊と共に、この地にも押し寄せてます。